このたびの東日本大震災で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
こんにちわ
院長の古賀です。
大震災後、いままで当たり前だったことが実はとてもありがたいことだったと気付かれた方たくさんいたのではないでしょうか?
毎日、普通に食事ができること、蛇口をひねると水が出ること、お風呂に入れること。
大震災の後、何曜日なのか何日なのかよくわからないままの日が続き、節電や灯油のないことから部屋の中でもダウンコートをきてマフラーを巻き、テレビも壊れたのでじっとラジオを聴く毎日でした。
歯科医院は断水ともろもろにより臨時休診となり、患者さまへの連絡も通信網の影響でなかなかできず、ずっと何とも表現しがたい気持ちでいました。
そんなとき
ラジオで
『今日の日の出は5時50分。みなさんもうすぐ朝日が昇ります』
と、泣き虫のラジオ福島のアナウンサーさんが言ってくれました。
私はその時、いまが夜明け前だったことに気付きました。
自宅の時計も壊れていたので、本当に何日の何時という感覚が無くなってました。
いつから閉めていたかわからないカーテンをとりあえず開けました。
当たり前だったことがあたりまえじゃないとしり
しかし
5時50分を過ぎ、6時を過ぎると
温かい朝日が昇るのが見えました。
朝日が昇ることに感謝したのは
たぶん生涯初めてです。
そして、たくさんの人が朝日を見たくても見られなくなってしまっていることに
とても胸が痛くなりました。
朝日をみたその日の私の仕事は、給水所に水をもらいに並ぶことでした。
いつもみんなの役に立ちたい、と思っていたはずなのに
今できることは給水所に行って水をもらうことが精一杯でした。
今日は4月4日です。
大地震だけでもつらいのに
大津波がきて
福島第一原発の問題
たくさんの人が避難され
その避難所も移動しなくてはならない方々
漁業
農業
福島県は農業従事者が日本で第2位だそうです。
私の親戚も米農家です。
いろんなことがいつも頭をよぎります。
みなさんの悲しみ憤り。
お見舞いの言葉に適切なものが浮かびません。
なんといえばいいのか
本当浮かびません。
ごめんなさい。
私の今できること
それは治療しかありません。
医院からのお知らせにも掲載しましたが
いま、大震災の余波で診療時間に変更が生じております。
臨時休診をせざるを得ない日も今後生じる可能性があります。
一日もはやい復旧をめざしてますので、どうかお許しください。
みなさまのご健康、そして一日も早い復旧復興を心から祈ってます。