虫歯治療
なるべく削らない、痛みに配慮した安心して受けられる治療

「治療中の痛みが心配で、歯医者さんに行かれない」「できるだけ歯を削らず治してほしい」
治療を受けるときに、こうしたことを心配されている方はいらっしゃいませんか?
歯の治療を受けるとき、誰でも不安な気持ちになると思います。実は私も幼い頃、歯医者さんが怖くて泣き出してしまったんです。患者さまと同じ経験をしているので不安な気持ちが理解できます。だからこそ、痛みや不安が少ない、患者さまが安心して受けられる治療を大切にしています。
できるだけ歯を削らない、抜かない治療を心がけています
カウンセリングでは、患者さまが訴えている症状を正確に把握し、削ったり抜く必要があるのかをきちんと診断します。
さらに、治療内容を的確にお伝えするために、レントゲン写真や口腔内写真をお見せしながら説明しますので、一目瞭然で歯の状態がわかり、ほとんどの方に納得していただいています。
お子さまでも平気な、痛くない麻酔

治療中、一番緊張するのが麻酔注射をするときだと思います。本来、麻酔注射は痛みを和らげるためのものですが、緊張感から苦手意識を持たれる方は多いようです。
痛くない麻酔のためのさまざまな工夫
針を刺すときはできるだけ痛みを感じにくい部位を選び、麻酔液を注入するときは、最初はゆっくり半分入れ、効き始めてから残りを入れます。
院長も痛みが苦手だからこそ
もともと歯医者さんが苦手だったので、痛みに対して人一倍神経を使っています。ときどき患者さまから「もう治療終わったんですか?」と言われることがあります。小さなお子さまも嫌がりませんので、痛みが苦手な方でも安心して治療を受けていただけます。
虫歯ではないのに歯がしみるのはどうして?

歯がしみる原因は刺激です。食べ物の熱さや冷たさ、歯の摩耗、神経の炎症、あるいは虫歯菌が放出する有害物質などが刺激になり、神経に伝達してしみるように感じます。
歯がしみる3つの要因
- 刺激
冷たい食べ物や熱い食べ物、虫歯菌が作る酸や歯を削るときの刺激 - 刺激が伝わりやすい
虫歯や歯のすり減り、金属の詰め物などによる - 刺激を感じやすい
神経の炎症などで刺激を感じやすくなっている
例えば、知覚過敏の場合、根が露出していると冷水や温水、風などの刺激が伝わりやすくなり、しみることがあります。また、刺激の影響で経が炎症を起こしていることもあります。
虫歯であれば、神経近くに感染が広がると冷水や温水などが刺激となってしみたり、虫歯菌が放出する物質が神経に刺激を与えて炎症が起き、しみや痛みを感じることがあります。歯科治療では、原因を取り除いてしみないように処置します。
4段階に分類される虫歯の進行
学校や歯医者さんで、『C1』や『C2』という言葉を聞いたことがあると思います。これらは、虫歯の進行を表す記号です。最近は『C0』のごく初期の虫歯であれば、歯を削らず経過観察し、再石灰化を促す治療が行われています。

●C1:自覚症状がなく、歯科医が発見する
エナメル質が侵されて黒い小さな穴が空いた状態です。自覚症状がなく、歯科医が発見します。この段階であれば、小さな虫歯を削り、そこに歯と同じ色のプラスチックを詰めて終わります。

●C2:冷たい物がしみたり、痛みの自覚症状が現れる
虫歯が象牙質まで進行した状態です。神経(歯髄)まで広がるにつれ冷たい物がしみ、痛みの自覚症状が現れます。さらに進行すると熱い物がしみるようになります。

●C3:激しい痛みに襲われる
神経(歯髄)まで進行した状態です。炎症(歯髄炎)が起きて激しい痛みに襲われます。炎症が激しくなると、歯髄は壊死してしまいます。

●C4:根の先に膿が溜まる
根(歯根)だけになった状態です。歯髄が壊死して痛みを感じなくなり、根の先に膿が溜まります。こうなると治療は難しくなります。